邦楽  |

浜田省吾

私がお勧めするミュージシャンは、浜田省吾さんです。以下、浜省と呼びます。浜省は、ほとんどテレビなどのメディアに登場しないので、若い世代にはピンとこないかもしれません。しかし、浜省の歌声を聴けば、どこかで聞いたことがあるし、また好きになるとと思います。
私は、学生時代にアルバム「J.BOY」に出会ってからの大ファンです。コンサートにも数回行きました。ある地方都市のツアーでは前から3列目のほぼ真ん中というプラチナ席で、見て聴いて惚れたのを今でも忘れません。
浜省の楽曲は、大きくバラード系、青春系、社会派系の3つに分かれると思います。
「片思い」「悲しみは雪のように」「もうひとつの土曜日」・・・などのバラードは名曲揃いで、詞も共感でき、そこに浜省のあの独特の声で歌われると感涙ものです。
青春系は、「路地裏の少年」「遠くへ」など二十歳前後のこれから社会に出ていく青少年の心情を高らかに歌い上げています。大学入試に失敗し浪人生を経験した浜省ならではのフレーズは共感します。
社会派系も一聴の価値ありです。「MONEY」の歌詞で、~ハイスクールでた奴等は、次の朝、バッグをかかえて出てゆく~は、田舎の若者の心情を皮肉っている気がします。「僕と彼女と週末に」も圧巻です。この歌のメッセージには賛否両論ありますが、これを歌にして歌ってしまうところも浜省の魅力のひとつだと感じます。


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