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吉 幾三

お笑いコミックミュージシャン・吉 幾三はかなりおすすめ

ミュージシャンであり、お笑いコミックミュージシャンとも言える吉 幾三がいいですね。
吉 幾三というミュージシャンは気取りが無く、お笑い演歌歌手としても好きでですね。
プロの歌手然とした上手さは左程ではないが、だが、素人臭さな下手でもない。 特に言うならば、演歌独特の男の哀愁というか、侘びが漂っていて特に、「津軽平野」が一番いいですね。 

この歌は、カラオケでも唄い易く、小生の十八番中のオハコで、真っ先に歌う唄でもあるのです。
その吉幾三は、歌の題名の通り津軽平野の北の津軽半島の出身です。 1952年(昭和27年)金木町に生まれていて、本名は 鎌田善人(かまた よしひと)というらしく、演歌界でも特異な存在で、殆どの曲の演歌やコミカルソングも作詞作曲する、所謂、シンガーソングライターなんです。 

普通の歌手は作曲家や作詞家、又は大御所とされる大物歌手に弟子入りし、暫くの間修行し、それから後になって師匠から曲をもらうのが通常なんです。 
その点で吉 幾三は常に自作の曲を唄う歌手で、一寸、例外といえる存在なのです。 

彼は、青森の津軽地方の出身のため“津軽”を題材とした曲が多いのですが、一方、かってはフォークソングをギター片手に歌い、自らの音楽のルーツの一つとして日本のフォークソングとも言っている通り、昨年の2012年にはフォークのカバーアルバムの企画が持ち込まれるとすぐに快諾したといいます。

一方、彼はお笑いミュージシャンでもあり、恩人たる千昌夫に影響されてバブル経済期に莫大な投資を行い、その後、バブル崩壊で大損害を被ったことを自虐ネタで披露もしています。 
又、彼は酒豪で、志村けんのバカ殿様に出演するときは、必ずウイスキーを持参して志村けんと共に飲むのが恒例であったという。 酔払って「バカ殿」を困らせる数少ない人物でもあったとか。 


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